失敗しても落ち込まない。「私らしくない」たった一言がエフィカシーを守ってくれる理由

失敗したとき、あなたはどんな言葉を自分にかけていますか?

「なんでこんなことをしてしまったんだろう」「私って本当にダメだな」——こんなふうに、自分を責めてしまうことってありませんか?

実は、その「内側の言葉」こそが、あなたのエフィカシー(自己評価)を静かに、でも確実に下げてしまっているんです。

今日は、苫米地式コーチングで使う「私らしくない(It’s not like me)」という、シンプルだけどとても強力なセルフトークについてお話しします。

「私らしくない」がなぜそんなに大切なの?

失敗した瞬間に「しまった、ダメだ」と思うと、脳はその失敗した自分を「普通の自分」として記憶してしまいます。

でも、「私らしくない!」と即座に否定することで、脳に対して「成功している私が本来の私であって、この失敗は単なるバグだよ」と教えることができるんです。これにより、失敗体験が自己イメージ(ブリーフシステム)として定着するのを防ぐことができます。

失敗を「異常事態(ノイズ)」として処理する。これがこのセルフトークの一番のポイントです。

ホメオスタシスを「成功する自分」のために使う

脳には、「自分にとっての通常」に戻ろうとする強力な力——ホメオスタシス(恒常性維持機能)があります。

「私らしくない」と宣言することは、「今の失敗した状態は、私のコンフォートゾーンじゃない」と定義することになります。すると脳は「ここは居心地が悪い!早く本来の自分に戻らなきゃ」と感じ、無意識のうちにリカバリーへと動き出します。

ホメオスタシスって、ついつい「現状維持のブレーキ」のように語られることが多いのですが、使い方次第で「成功する自分に戻る力」にもなるんです。

ネガティブな感情を一瞬で断ち切る

失敗の記憶に「悔しい」「情けない」という強い感情が結びつくと、その記憶は脳に深く刻まれてしまいます。

「私らしくない」というひと言は、そのネガティブな感情回路を強制終了させる働きをします。くよくよと反省し続けることをやめて、サッと切り替えて未来のゴールに意識を戻す。

コーチングでは「過去は未来に1%も関係ない」と教えています。失敗の原因分析に感情を使うのではなく、淡々と処理して前を向く——「私らしくない」はそのためのスイッチなんです。

実践:2つのセルフトーク

セルフトーク(自分への語りかけ)は、ポジティブとネガティブの両方で使いこなすことが大切です。

失敗したとき:即座に「私らしくない(It’s not like me)」と言い、その出来事をゴミ箱に捨てるイメージを持ちます。

成功したとき:逆に、「私らしい」「さすが私だ(It’s like me / I’m good)」と言い、成功体験こそが自分のスタンダードだと脳に刷り込みます。

この繰り返しで、エフィカシー(自己評価)を常に高く保つことができるようになります。

「成功している私」を基準にする

大切なのは、失敗した自分を基準にするのではなく、成功している自分を「デフォルト」に設定するということです。

「私らしくない」はそのための魔法の言葉。どんな失敗も、あなたの本来の姿じゃない。あなたのデフォルトは、もっと素晴らしい自分なんです。

ぜひ、次に何かうまくいかなかったとき、試してみてください。「あ、私らしくないな」——そのひと言が、あなたのエフィカシーを守り、次の一歩を軽くしてくれます。

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